みやこ弥生自画像
都 弥生は北の国、北海道で
『キャリアコンサルタント』をやっています。
『キャリアコンサルタント』っていう職業は
あまりご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが
要するに、就職・転職を希望する人に対して、
さまざまな相談支援を行う専門家のことですね。
デフレ、不況続き、アベノミクスといっても
株価は上がっているが
庶民にとっては全然改善されない景気
失業、就職難、非正規雇用の増加 など
キャリアコンサルタントがますます
必要とされている時代です。
なぜ、私がキャリアコンサルタントになったのか？
背景には、現在の雇用情勢が深くかかわってます。
転職歴が豊富（笑）で少し長くなりますが、
少しの間お付き合いください。
私は某国立大学の工学部を卒業しました。
当時はバブル全盛の頃で最近のように
就職には困りませんでした。
私は１社だけ受けて、東京の大手電機
メーカーのシステム系のグループ会社に
就職が決まりました。
しかも、学生生活も終わる２月です。
今では考えられないですよね。
入社後は、完全な学歴重視会社なので将来は
保障されていました。
４年でグループ主任に昇進できました。
最初の転機は入社６年後に訪れました。
特に会社に不満があったわけではなく
母が交通事故で急死したのがきっかけです。
この時のショックは、
口で言い表せるものではありません。
その頃から、生きていることの意味を
真剣に考えました。
どうせ一度の人生なんだから好きなことをやりたい。
世の中に役に立つことがやりたい。
そう考えているある日、通勤電車の吊広告で
偶然見かけた海外青年協力隊の説明会に行き
応募していました。
筆記試験と面接に合格してアフリカに
派遣されることになってしまいました。
でも、派遣される日が迫ってきても
札幌に戻って一人ぼっちの親父の面倒みなきゃ、
というのは心のどこかにありました。
そんな日々を送っていたある日、
札幌で働いている大学時代の
友人から転職の誘いの電話がありました。
しかも待遇は課長待遇でした。
札幌に戻れる唯一のチャンスでした。
これを逃すと２度と戻れないような気がしました。
かなり悩んだ末に、アフリカ行きはお断りし
札幌に戻ることに決めました。
札幌の転職先の会社は、数年前に創業し事業を
立ち上げ中で仕事はやりがいがありました。
しかし、小さい会社にありがちなワンマン社長に
振り回されて長時間残業で
身体がまいってしまいました。
帰宅時間は翌日の午前になるのは
よくあることでした。
そんな状態でも結婚もしていたし生活のために
会社にしがみついていましたが、
やがて会社の創業時の勢いもなくなり
経営状態も悪化、リストラが始まりました。
５人ほどがリストラされました。
しかし、リストラ後も経営状態は
改善されませんでした。
私は運よくリストラの対象外だったのですが、
こんな状況を見ていて不安にかられました。
将来自分も同じようになるのなら
自分から新天地を求めて辞めてやろうと決意し
会社に辞表をたたきつけたのでした。
このときは次長にまで昇進していましたが
その地位を捨てました。
この頃から私のキャリア形成が
崩れ始めたような気がします。
会社を辞めた直後は、自分のキャリアあれば
いつでも何処でも雇ってくれるところがあると
ちょっと安易に考えていました。
１年くらいは何も考えないで
好きなことをして身体を休めていました。
１年くらいたったところでそろそろ会社探しに
本腰を入れ始めたのですが、なかなか決まりません。
もうバブルの時代は終わっていたのです。
もう学歴社会や年功序列の時代は
崩壊しつつありました。
そんな状態で２年、３年と過ぎ、気がついたら
結局４年で２００社ほどに応募してましたが
不採用でした。
途中から自分ひとりでは限界を感じ
再就職支援会社に登録し活動しました。
ここで『キャリアコンサルタント』なる職業を
初めて知ることになります。
最終的に決まったのはＩＴ関連会社の
１年間の契約社員でした。
ここでも、結局ひどい目に会いました。
勉強のため、スキルアップのためという
会社からの都合のいい名目で、経験したことのない
プログラミング言語で作成されたシステムの
バージョンアップをまかされました。
知らない業種のシステムだったので
調べなければならないことが多く
毎日長時間残業で、納期１ヶ月前は、
午前２時、３時までの残業が続きました。
こういう仕事状態が続き、１年の契約終了が
迫ってきたので次の仕事を探さなくては
ならなくなりました。
親戚に無理言って紹介してもらった会社に
運よく正社員採用されました。
待遇は平社員で、しかもここも長時間残業続き、
仕事のピーク時は休日出勤、残業時間は
１００時間超えは当たり前でした。
入社して半年後、大口の取引先が倒産してしまい
資金を回収できなくなってしまいました。
給料支払いに遅れが出始め...
その半年後とうとう経営破たんです！
民事再生法の適用となりましたが、
給料は１５％カットされた上に債権処理のため
長時間残業で仕事をひたすらこなす日々でした。
経営破たんしてからは、社長が変わっただけで
自己保身の取締役達はそのままでしたので
抜本的な対策もないまま、以前とほとんど
変わらない経営が続いてました。
さすがに不安を覚えました。
もう、自力では会社探しも難しいと考えたので、
再び再就職支援会社に登録して
「キャリアカウンセリング」を受けながら
転職活動をしました。
転職は以前に活動したよりも年齢条件も
さら厳しくなっていました。
３年ほどで百数十社に応募し面接まで
たどり着いたのは１割程度で、
しかも全部惨敗でした。
困り果てていると、私の担当の
キャリアコンサルタントの方から
キャリアコンサルタントになる気はないか？
と誘いを受けました。
理由は、キャリアコンサルタントとしての
適正があるとのことでした。
また、転職活動経験も豊富なので
そのときの知識・経験も生かせるのではと。
もう給料が高いとか地位が高いなどの待遇に
こだわらなくなっていました。
そういった会社にいても、今までと同じように
馬車馬のように働かされて体を壊してしまうのが
目に見えてますから。
以前の私のような境遇の方にお役に立つのなら
視点を変えてそういった仕事もまた選択肢の
ひとつでないか？
それ以来、キャリアコンサルタント養成講座に
通って資格を取り、晴れてキャリアコンサルタント
になることができた訳です。
会社のほうは、どうなったかというと、
私がキャリアコンサルタントの資格が取得できた
１年後に倒産してしまいました。
幸いにも、私はこのカウンセラー資格のおかげで
食いつなぐことはできました。
私はキャリアコンサルタントの方に
人生を助けていただきました。
そして運命的に、そのキャリアコンサルタント
になった私は、同じ境遇で困っている方々を
助ける義務があると心から感じています。
ここで、ちょっとお恥ずかしいのですが、
私の会社倒産後に直面した苦い経験をお話しますね。
会社が倒産したときはさすがに焦りました。
過去に苦しい失業時代を経験しているからです。
もうあんな目には会いたくないので、
ちょっと焦り気味で転職活動と並行して
なにかうまい稼ぐ方法がないか必死で探してました。
美味しそうな情報を提供してくれそうな
メルマガにも片っ端から登録しました。
ある日、そんなメルマガの中に競艇の予想サイトを
紹介するメルマガがありました。
私は普段は、賭け事はしない人間なのですが、
そのサイトの的中率と的中したときの
配 当の高さがとても気になりました。
たぶん焦っていたのでしょう。
無我夢中でサイトに登録してしまいました。
そのサイトの仕組みはこうです。
１回３万円の情報料を振り込んで
レースがある競 艇場の中から１日に３レースの
３連 単の予想がメールで送られてきます。
その指定されたとおりの舟券を
１レースあたり２万円分投 資して
『ころがし』ます。
『ころがし』というのは１レース目で勝てば
その配 当金全部を２レース目に投入し、
そのレースに勝ったらまたその配 当金を
３レース目に投入するかけ方です。
こうしていけば雪だるま式に増えて、
最終的にはオッズにもよりますが１日に
平均して２００万円以上の大金が
手に入るというものです。
しかも、この予想サイトの売りが、
的中率が８０％前後というものです。
1か月続けましたがサッパリ当たらず
結局４０万円程負けてしまいました。
これは２ヶ月暮らせる生活費です。
かなりダメージは大きかったです。
結局ここは詐欺サイトなのでした。
その仕組みはこうです。
『予想が的中しました！』と
いくらでもサイトにウソを掲載して
的中率を高く見せれるわけです。
どの会員が今回の予想情報を買っているかどうかは、
向こうで把握していますので、会員毎にサイトを
操作することは簡単です。
こんな簡単なことになんで早く気づかなかったのだろう？
４０万円もあれば家族とおいしいものを食べに行ったり、
旅行したり、妻にもなにか欲しいもの買ってあげれたのに。。。
と、悔しくて、悔しくて、自分のバカさ加減に
腹も立ち数日間眠れませんでした。
カラクリは、はっきりしたので
消費者センターにでも報告してやろうか
とも考えましたが面倒なことに
巻き込まれたくないので止めました。
まあ、大きな被害になる前に気がついて良かったです。
あのまま続けていたらあっという間に１００万単位で
負けていただろうと考えるとゾッとします。
そもそも、私はネット上に書いてあることは
そのまま信用してはいけないと思っています。
何百万円稼いだ！と公表してるサイトをよく見かけます。
サイトに売り上げ表を掲載している方が
いらっしゃいますが、どれくらい信用できるでしょうか。
ちょっとパソコンスキルがあれば売り上げ表なんて
簡単にでっちあげることができます。
私にもできます。
本当に稼いでる方もいらっしゃいますが、
その証拠を１００％疑いようのない形で
公開している人はほとんどいません。
私は見事にだまされました。
これをお読みの方はそういったネットの詐欺的情報に
惑わされないようにくれぐれも注意してくださいね。
キャリアカウンセリングの基本理念に
『丸いクギは丸い穴に』
という言葉があります。
わかり易く言えば人材の『適材適所』のことです。
『適材適所』といわれると、そうだよなと
思われるかもしれませんがこれが難しいのです。
他人から見れば、この人はこの仕事が向いているなあ
と感じても本人がそう感じているとは限らない。
仕事なんて人生の中でかなりの部分を占めるわけですよ。
それなら、楽しく働きたいものです。
私が経験してきたような
『苦役』のような仕事ではなく・・・
でも現実はかなり厳しいです。
大企業に就職・転職できれば将来安泰である
なんていう幻想はもはや消え去りました。
終身雇用制はもう崩壊しています。
過酷な労働条件で働かされて必要がなくなれば
中年になってからリストラされていきます。
その年で再就職しようとしても
契約社員などの非正規雇用くらいしかありません。
これでは、将来の不安は消えません。
ローンや借金を抱えている人は大変です。
公務員があるじゃないか？
とおしゃる方がいらっしゃいますが
国家や地方自治体の下僕にすぎません。
よほどの事がない限りリストラに会ったりせずに
定年までいることができるのが魅力といえば
魅力ですが。
公務員っていったってみんなが定時に終わって
帰れるわけではないのです。
民間会社と同じように、とても忙しく
長時間残業が続く部署もあります。
また、いろんな部署への転属も多いです。
若いうちに楽な部署に配属されて中堅になってから
難しい仕事の部署やきつい仕事の部署に
配属されたときにはもう使い物にならなくなっている
といった事例もあります。
また、会社勤めを運よく定年で迎えたとしても
老後の年金だってあてにできません。
ただでさえ年金支給年齢が６０歳以降に
延ばされ、減額もされ、今後またいつ制度が
変更されて、さらに悪くなるかもわかりません。
年金を支えてくれるはずの若い人は少ない上、
その人たちの正規雇用の割合が減ってきており
年金を支払う余裕もなくなり、その結果年金資金は
減っていく一方です。
また私事の話になりますが、伴侶を交通事故で
失った私の親父は、定年退職後、脳内出血をわずらい
左下半身が動かなくなってしまいました。
今は介護状態になり介護病院に入院しています。
毎月の入院費が結構かかります。
人の住んでいない実家の維持代なども。
親父は年金をもらってますが、それだけでは
間に合わず貯蓄も目減りしていく一方です。
近頃、こういった介護老人が激増しています。
身の回りにこういった例がない方には
実感ないかも知れませんが、
定年退職後も想像以上に過酷なんです。
若いときはがんばって辛抱して働いて
定年後は好きなことをして過ごそうと
考えている方も多いですが、
６０歳以上になると、いや５０歳を過ぎると
確実に体力的は衰えています。
そのときにできることというのは限界があります。
私の親父のように介護状態になってしまい
『あの時もっと好きなことやっていれば良かった。』
などと後悔してももう取り返しがつかないのです。
最近、アベノミクスで景気回復だと騒がれています。
株価が上昇し関係者は喜んでますが、喜んでいるのは、
一部の投資家と大企業の関係者だけでしょう。
一般庶民にはなんの恩恵も感じられません。
こんな社会情勢ですから、カウンセリングしていても
クライアントが可愛そうで・・・
会社に頼らないでお金が入って、しかも
自由に生きていける方法はないものか？
そんな可能性を見つけて、いろんな人に
教えることができたら・・・
決定的であったのはネットビジネスとの出会いです。
七星あきら氏との出会いです。
七星先生の主催する「七星塾」に入塾し
ネットビジネスに必要なマインド、スキルは全て
そこから学びました。
それらの情報すべてをのこのブログ、メルマガを通して
吐き出していく予定ですので
乞うご期待！
もっと早く、もっと知りたい！という人は、
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